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<説教要約>「それは誰の信仰によるのか」 2018年10月14日

出エジプト記3章13節~15節/ヨハネによる福音書8章48節~59節

西谷 祐司神学生

 ヘブライ人への手紙11章は、有名な「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」という、新約聖書において1回限り信仰を定義する1節に始まり、その定義通り、目に見えないものを求めた信仰ゆえに神に認められた人たちの名前が列挙される。アベル、エノク、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフと続き、モーセに至る。モーセは出エジプト記に記されたように、奴隷として重い労働にあえいでいたイスラエルの民をエジプトの軛から解放し、神がアブラハムに約束されたカナンの地に導いた指導者であり、今日までユダヤ教最高の預言者と言われる。

 モーセは、生まれたときに両親がその子の美しさに「神に選ばれた者」であることを悟って「ヘブライ人の生まれた男の子はナイル川へ放り込め」というエジプト王ファラオの命令に背いたことにより生きることができた。両親の信仰によって命を落とさずに済んだモーセは、神の計画によりファラオの王女の子としてエジプトの王宮で育ち成人するも、神の民である同胞と共に生きる道を選んだ。そして目に見えない主なる神を見上げて、エジプトを立ち去った。それから長い年月の末に、モーセはホレブの山で神の召命を受け、同胞の解放のためにエジプトに戻ることになる。

 偉大な預言者モーセの一生を考える時、私たちもキリスト者としての信仰は、実に半分以上が人生で出会った信仰の先達たちによることと思わされる。その中には親や幼稚園の先生、教会学校の教師もいる。しかし、信仰を育んだ最大の要因は、イエス・キリストの信仰が真実であることを覚えるのである。

 自分の信仰を誇らず、やはり若い日にキリストによって信仰を育まれた先達方の信仰、そしてキリストの愛と信仰に感謝しつつ、目に見えないものを求めつつ歩んでいこう。そして私たち一人一人も、教会に来られている求道中の友や子供たちに、しっかりとキリストの愛と福音を語り伝えていこう。

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